「自宅に押しかけて同棲がスタート」 漫画家・寺田克也と元地下アイドル・姫乃たまの「30歳差婚」

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 漫画家でキャラクターデザインなども幅広く手掛ける寺田克也さん(60)と、地下アイドルを卒業し、文筆活動に勤しむ姫乃たまさん(30)が昨年10月28日、東京の「新宿ロフトプラスワン」で披露宴を行った。結婚公表は2022年7月。多忙な寺田さんのスケジュールを縫い、1年以上を経ての華燭の典となった。

「寺田さんの印象はそんなになかった」

「温泉で仕事を消化するための合宿をした3日後には一緒に住んでましたね」

 姫乃さんが明かす。姫乃さんが寺田さんを最初に認識したのは17年4月。当時、ネットのニコニコ生放送で展開されていた、漫画雑誌「コミックビーム」の番組「ビーム マンガ実況!!」。彼女がMCを務め、寺田さんはゲストとして出演した。

 ところが「同じ回のゲストだった丸尾末広さんのほうに興味があって。寺田さんの印象はそんなになかった」と姫乃さんは苦笑する。

 一方の寺田さんは、姫乃さんの仕事ぶりを買い、自身のイベント「寺田克也のライブラクガキ」のMCを姫乃さんにオファーした。

自宅に押しかけ同棲がスタート

 やがては東日本大震災のボランティアとして、寺田さんらのグループに交じり、姫乃さんも被災地へ。そんな縁から、温泉での仕事合宿に誘われた。原稿執筆などを抱える者同士が泊まり込みで仕事をこなすというものだ。

「二人で同じ部屋で仕事をしましたけど、何事もなかったですよ」

 だが合宿から帰り、「この人とだったら一緒に住めるかも」との思いがよぎった。3日後に偶然会い、姫乃さんが寺田さんの自宅に押しかけ、そのまま住み着いた。寺田さんも同じ思いを抱いていたとは後から聞いた。

 21年2月、誕生日を祝ってもらった姫乃さんは「来年の誕生日はプロポーズしてほしい」と懇願。ところが翌年の誕生日、待てどもプロポーズはない。「プロポーズはどこ行ったの? もう結婚しよう」と姫乃さんから告げた。寺田さんは「タイミングを失った」と弁明していたそうだが、のちに二人で杉並区役所を訪れ、めでたく入籍した。

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