阪神ドラ4「百崎蒼生」 高校時代に挫折を味わった苦労人ルーキーに注目が集まるワケ
人を惹きつける力
人を惹きつける魅力もある。その一例がトーク力で、まず、入団会見では「ナマ岡田監督、見ました。オーラがスゴイ!」と表現し、会見場を和ませていた。また、新人選手の入寮日には恒例の「何を持ち込んだか? 置いてきたか?」の質問を受け、女優・小池栄子(43)の写真集を泣く泣く置いてきたことを打ち明けた。
「かわいいからです。年上が好きなんですよね。今も良いっすけど、2、3年前くらいも好きっすね。お母さんが小池栄子だったら、最高っすね」
小池と母親は5歳しか違わないそうだが、「かわいい」を連呼。
「初ヒットのボールはお母さんにあげたい。小池栄子さんに2本目を」
と“目標”も語っていた。すでにプロレベルにあるとされるグラブのハンドリングと力強いバッティングで活躍できれば、小池本人にも認知してもらえるだろう。
「走攻守3拍子揃ったタイプです。山田もそうですが、阪神のスカウト陣は百崎と山田のいずれかを将来のリードオフマンにし、一方を3番で育てて行くプランです。適正を見分けるのはこれから」(前出・関係者)
ショートが守れるので、他の内野守備はもちろんだが、岡田彰布監督(66)が求める打撃優先の外野手候補としてもクローズアップされるかもしれない。百崎にはまだ果たされていない目標がある。甲子園でのホームランだ。