「司忍組長」82回目の誕生日会の模様と「薄葉若頭補佐」降格人事

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若頭補佐の降格人事

「祝福ムード」一辺倒ではないのには、人事も関係しているのだろうか。

「1月27日付で、11代目平井一家(本部:愛知県豊橋市)の薄葉政嘉総裁が若頭補佐から幹部に降格となったそうです」

 と、竹垣悟氏(NPO法人主宰、元山口組系暴力団組長)。

 11代目平井一家は山口組の2次団体で、薄葉総裁は7人しかいない山口組若頭補佐の1人だ。これまでは東海ブロックを統括していたが、ひとまず中部ブロックが東海ブロックも管轄することになったという。

 薄葉総裁と言えば2023年、愛知県内のテキ屋の団体から「みかじめ料」返還訴訟を起こされたり、別の人物が予約したホテルに身分を隠して内妻らと泊まっていた件をめぐって詐欺容疑で逮捕されたりと、トラブル絡みの話題が続いた(【関連記事】『暴力団組長が「ディズニーランドに行きたい」という内妻の願いをかなえて逮捕された』)。ただ、そういった過去の履歴が降格に影響したわけではないだろう。

もう少し深刻な問題が

「そうですね。今回の人事に薄葉総裁のそういった過去が関係したということではないと見ています。その程度のことは問題視されることはなく、降格になどならない。もう少し深刻な問題が発生し、組織側からその点を追及された可能性があるでしょう」(同)

 若頭補佐に欠員が出たとなると、補充されることになるのだろうか。

「高山若頭付きの極粋会・山下昇会長が有力視されているようですが、その他にも有力候補が複数いて、誰がなってもおかしくない状況と言えるかもしれません」(同)

 司6代目体制は今年で19年目を迎える。7代目体制への移行も当然、司組長の頭にあることだろう。

デイリー新潮編集部

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