「セクシー田中さん」でも見えた“原作者を軽んじる”日本ドラマ界 悪しき風潮“著作者人格権の軽視”とは

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 日本テレビの連続ドラマ「セクシー田中さん」(2023年)の原作者で人気漫画家の芦原妃名子さんが逝去した。50歳だった。自死と見られている。原作の持ち味を崩さぬようにすることが同作品のドラマ化を許す条件だったが、そうならなかったことが発端らしい。【高堀冬彦/放送コラムニスト、ジャーナリスト】

 芦原妃名子さんの死の背景には原作者の権利である「著作者人格権」の軽視があると見る。日本のドラマ界独特の悪しき風潮であり、権利意識が強い欧米では考えられない。...

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