「16歳JKと半同棲」「浮気に悩んだ少女が自殺未遂」 慶応SFCのタレント学者・若新雄純氏の知られざる過去【全文公開】

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大学院生とは思えない優雅な暮らし

 この話の当時、つまり今から15年前、若新氏は新宿のタワーマンションに住み、大学院生とは思えぬ優雅な暮らしを送っていたという。

「彼はSFCに入る前は宮城県の公立宮城大学に通っていました。そこで仲間らとの起業に成功し、創業者利益を得ていたのです。創業メンバーの端っこに加わっていただけなんですが」(事情通X氏)

 若新氏は自分のウェブサイトで、神奈川県藤沢市にあるSFCでの大学院生活が始まった経緯を、次のように記していた。

〈組織での苦悩や葛藤から逃れた後、俗にいう学歴ロンダリングな大学院やその付属研究所をモラトリムの隠れ蓑に研究活動に没入〉(原文ママ)

 現在、このサイトは閉鎖されているが、地方大卒の学歴を慶應の大学院在学というきらびやかなプロフィールで「ロンダリング」したと自ら位置付けるような表現は、実に興味深い。

マンションに連れ込まれ…

 複数の慶應キャンパスの中でも先進的で尖っているとされるSFC。そこで彼は“成功者”として君臨していたそうである。

「いわゆる『意識高い系』の学生グループ内で、彼は知られた存在でした。起業に憧れる学生が多く、勉強会、講演会などと称し、みんなおしゃれ感覚でよく群れていて、彼は酒が飲めないのですけれど、いつもそこにいた印象です」(前出・慶應OB)

 そこに迷い込んでしまったのが16歳のA子さんだ。

「複雑な家庭環境で育った女の子だった。母親とは折り合いが悪く、家に居場所がない。けれど逆境に負けまいと、SFCに合格することを夢見て勉学に励んでいました」(知人女性)

 彼女が若新氏と出会うのは2008年秋ごろ。場所は東京・渋谷で催された、政界進出を志す国会議員秘書の誕生日パーティーだった。

 着飾った男女が優雅にグラスを傾けながら談笑している。初めて足を踏み入れる大人の世界にA子さんは魅せられた。

「起業にも興味を持っていた彼女は夢中で会場をあいさつして回った。その中にいたのが若新氏でした」(同)

 パーティーから帰ったA子さんは、名刺をもらった一人ひとりに御礼のメールを送った。すると若新氏から「今度パフェ食べにいかない?」と、誘いのメールが届いた。その日は新宿で会ってレストランで食事し、パフェを食べて別れた。が、若新氏が間もなく誘ってきた2度目のデート、東京ディズニーシーに行った後、事態は急展開する。

「その帰り、A子さんは、若新氏がタワマンに転居する前に住んでいた新宿2丁目のマンションに連れ込まれ、男女の仲に」(X氏)

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