「兄弟弟子に暴行」「金銭的なトラブルもあって、やりたい放題」 北青鵬の“疑惑の休場”の舞台裏

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 1月19日以降、元横綱白鵬の宮城野親方(38)が率いる宮城野部屋で唯一の幕内、北青鵬(22)が不自然に休場する運びとなった。背景にはこの力士を取り巻く部屋内のゴタゴタがあるという。いったい宮城野部屋で何が起きているのか。

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 北青鵬は今場所5日目の18日、湘南乃海(25)を下手投げで破り白星を上げた。休場が発表されたのは翌19日で、宮城野親方によれば「前日の取組の際、右膝の古傷が悪化した」とのことだった。しかし、角界ではこれが“疑惑の休場”だとささやかれている。

「まず、北青鵬は18日の湘南乃海戦の後、特に痛そうなそぶりを見せていませんでした。かねて右膝を痛めてはいたようですが、翌日から休場となったのはあまりに唐突だったのです」(大相撲担当記者)

異様なコメント

 相撲協会は20日、北青鵬が右膝半月板損傷により2月5日に手術を行う予定で、以降4週間ほどのリハビリ加療が必要だと書かれた診断書を公表したが、

「休場が発表された19日の段階では、診断書が相撲協会に提出されていなかったことも不可解でした。また、宮城野親方が休場について“ある意味チャンスをもらった。これを機に自分の相撲を見つめ直して、新しい北青鵬が出てきてほしい”と、彼に苦言を呈するようなコメントを残したことも異様でした」(同)

 宮城野親方と同じモンゴル出身の北青鵬は2メートル4センチと現役最長身を誇る。

「彼は5歳の時、日本に移住してきました。幼少期より宮城野親方に目をかけられ、2020年に宮城野部屋に入門してからも順調に昇進を重ねてきました。恵まれた体躯を生かしたスケールの大きな相撲で将来を嘱望されている一方、素行不良の評判が絶えない力士でもあります。寝坊は日常茶飯事で、いきなり出稽古に行くと言っていなくなってしまい、何をやっているのか分からないこともよくあるようです」(同)

 ある時、気性が荒く“角界のマイク・タイソン”として恐れられている元関脇琴錦の朝日山親方(55)に突然、北青鵬が「ウェーイ」と肩を組み、周囲を凍り付かせたエピソードはつとに有名だとか。

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