センバツ、高野連の「不可解選考」にファンも困惑…不運な落選に泣いたチーム列伝
“準優勝校”を差し置いて、“準決勝敗退校”が出場
第96回選抜高校野球の出場32校が1月26日に決定する。トーナメントの一発勝負で代表校が決まる夏の甲子園に対し、センバツでは直接対戦していないチームの実力が比較されるなど、不透明な部分も多く、過去には不運な落選に泣いたチームも少なくない。【久保田龍雄/ライター】
まず記憶に新しいのが、2022年の聖隷クリストファーである。同校は前年秋の東海大会初戦で、エースで主将の弓達寛之が右肩骨折で緊急降板するアクシデントに見舞われながら、チーム一丸となってその穴を埋め、準々決勝の中京戦で2点差、準決勝の至学館戦では3点差をいずれも9回に執念の大逆転。...