本業は広告代理店のサラリーマン、田中角栄を描いた舞台「闇の将軍」演出家が語る「角栄の功罪」
舞台の世界でも田中角栄が話題だ。東京・新宿を拠点に活動するシアターカンパニー「JACROW」が、角栄の半生を描いた「闇の将軍」4部作と、企業戦士の物語「経済3篇」で第58回紀伊國屋演劇賞の団体賞を受賞した。
JACROWは平成13年に“大人が楽しめる小劇場”をコンセプトに結成された。作と演出を担当した中村ノブアキ(56)が、人間・角栄の魅力を語った。
「角栄の舞台化は、10年ほど前に書店で早野透氏の『田中角栄 戦後日本の悲しき自画像』という評伝を手にしたのがきっかけです。...