実は公表されていた能登半島の地震リスク なぜ無視されたのか

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 能登半島地震の震源・能登沖の活断層が政府の地震調査研究推進本部による長期予測の対象外となっていたことは「週刊新潮」1月25日号でお伝えした通り。しかし、政府は別の調査では、この地で巨大地震が起こる可能性を想定していた。リスクはなぜ無視されたのか。

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 その調査とは、国土交通省が中心となった「日本海における大規模地震に関する調査検討会」によるものだ。津波対策の観点から、日本海側の60カ所の活断層が動いた場合、それぞれどのような規模で津波や地震が起こるかを2013年から14年にかけ、専門家が予測した。...

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