「あの世で便秘のない永遠の時間を生きたい」 年末に横尾忠則を苦しめた強烈な苦痛
寒暖の差のせいか、それとも老化のせいか、便秘ぐせがついてしまいました。便秘薬も効果なければ、ただただ理不尽な苦痛に耐えるしかなく、限界で昨年の暮れに病院へ駆け込むことになったのです。
その間の苦痛は世界の終末です。病院の救急センターへ着いたら、すぐ看護師さんの手で摘便をしてもらえるとばかり思っていたら、救急患者に対する病院のルールがあって、まず、レントゲン撮影を行ない、その後、医師の診察を経て、適切な薬の処方──。こんな呑気で悠長なことをしている時間などない! 便秘で死ぬとは思えないけれど、僕的には命にかかわる大事件なんです。...