上重聡アナがフリーに…元PL野球部のエースは他局を蹴ってわざわざ日テレに入社、その思惑が外れてしまった原因

エンタメ 芸能

  • ブックマーク

 日本テレビは1月22日、藤井貴彦(52)、上重聡(43)の両アナウンサーが3月末をもって退社すると発表した。4月からはフリーとなる2人だが、藤井アナは同局の「news zero」のメインキャスターとして、上重アナはスポーツ実況を中心に活動を続けるという。

 ***

 近年、定年前に退職する局アナが増えていることは、デイリー新潮も「日テレ『久野静香アナ』も……次々辞める“人気アナウンサー”の本音を業界通が分析」(22年5月24日配信)で報じた。その流れは今も続いている。

 22年3月、日テレを退社した桝太一アナ(42)は「真相報道 バンキシャ!」の総合司会を継続しつつ、同志社大学ハリス理化学研究所の助教として研究職に。

 同じく、テレビ朝日を退社した富川悠太アナ(47)はトヨタ自動車に転職し、「トヨタイムズニュース」のキャスターに。

 22年5月、日テレを退社した佐藤義朗アナ(38)は実家のスポーツ用品店を継いだ。

 22年12月、TBSを退社した国山ハセンアナ(33)はウェブメディアを運営するPIVOTのプロデューサーに。

 23年3月、日テレを退社した篠原光アナ(29)はゲームキャスターに――と言った具合だ。いずれも働き盛りの中堅アナである。日テレ関係者は言う。

「日テレで言えば、徳光和夫アナ(82)や福留功男アナ(81)に始まり、福澤朗アナ(60)、藤井アナと同期の羽鳥慎一アナ(52)などのエースアナが、高い収入と自由な活動場所を求めてフリーになり、局の垣根を越えて活躍するのは昔からのこと。もっとも、近年、局アナが異業種に転じるようになっているのは、テレビという媒体に見切りをつけられたようでちょっと寂しい気もします」

自分自身に負荷を

 藤井アナと上重アナは退社後もアナウンサーとして活動を続ける。それぞれコメントを発表している。

藤井アナ:莫大なギャラをもらって仕事するんだろと思われているかもしれませんが、安心してください、前年比微増です。

上重アナ:昨今、野球選手がメジャーリーグに挑戦する際の「厳しい道ではあるが、人生後悔しないように、チャレンジしたい」という言葉を、自分自身にも問いかけ、今回退社という決断を致しました。もう1度自分自身に負荷を掛けて、さまざまな挑戦をしていきたいと思っています。

「藤井アナは個人事務所を設立し、多くのフリーアナが所属するセント・フォースと業務提携するそうです。4月から元NHKの有働由美子アナ(54)が卒業する『news zero』のメインキャスターに就任するので、藤井アナは心配ありません。一方の上重アナは、スポーツの実況アナを続けるとはいうものの、今のところ所属先や新たな仕事は明らかにされていません」

 スポーツアナを続けるのなら局アナのままのほうがいいと思うが、日テレには特殊な事情があるという。

「かつてドル箱と言われた巨人戦の中継でしたが、読売新聞系列である日テレは主催ゲームをほぼ独占していました」

 巨人全盛期の日テレがどんな様子だったかと言えば……。

次ページ:男性アナが足りない

前へ 1 2 次へ

[1/2ページ]

メールアドレス

利用規約を必ず確認の上、登録ボタンを押してください。