「日本の避難所は“ソマリアの難民キャンプよりひどい”」 世界から指摘されても、なぜ整備が進まないのか
236名の命を奪うなど、甚大な被害をもたらした能登半島地震。家を失い、財産を失い……塗炭の苦しみを味わう被災者をまた別の恐怖が襲っている。密な生活ゆえか、避難所では種々のウイルスが人々を悩ませているのだ。
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石川県内で開設されている避難所は現在、約450カ所。被害が甚大な輪島市には94カ所が残る。
そのひとつ「ふれあい健康センター」で暮らす明田元文さん(73)に聞くと、
「ここは3階建てで、みんなそれぞれのフロアで床の上に段ボールや毛布やマットを敷いて雑魚寝をしている。...