「72時間生き埋めになった母の最期の言葉は…」 能登半島地震、遺族たちの悲痛な慟哭

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 236名の命を奪った「能登大地震」から4週間。押しつぶされた家屋や灰じんに帰した火災現場には時に冷たい雪が舞うが、犠牲者の無念、そして残された者たちの悲しみは決して覆い尽くされることはない。大寒を迎えた被災地から聞こえる声に耳を傾けよう。

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 石川県は1月15日以降、犠牲者の死因を公表している。その9割弱は「家屋倒壊」。死者のほとんどは倒れた家屋などの下敷きになる「圧死」や「窒息死」だったということだ。

「正月には子どもと一緒に会いに行く予定でした。...

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