ダウンタウン・松本人志が文春を提訴 「代理人のヤメ検弁護士」の意外な依頼人と経歴
意外な依頼人
心配事とは?
「子どもが事件のことでイヤな思いをするのは申し訳ない気持ちだ、といったものでした。が、そのお子さんは“パパは悪いことをしたんでしょ? だったらしょうがないよね”といったサバサバした反応で、“それに救われた”というようなことを話していたと記憶しています」(同)
退官後の2014年に弁護士登録してからは、顧問先を着々と増やしてきていたという。
「検事時代も記者を完全に拒否するのではなく、逃げずに対応する胆力のあるタイプでした。最近では、キックバックをあっさり記者の前で認めたことで有名になった、自民党・安倍派の座長の塩谷立氏らの相談にも乗ってきたと聞きましたね」(同)
後輩検事や検察事務官のみならず記者からも慕われてきたという田代氏が、政界だけではなく芸能界にも手を広げ、松本側につくことについては……。
令和の守護神
「弁護士となって顧問先や依頼人ともしっかり深く付き合ってきたでしょうから、頼りになる存在だと思います。ただ、弁護士になってから“ちょっと変わってしまったなぁ~”と感じたこともありました。いかにも高価そうなスーツなどを身につけるようになったんですよね。検事時代はそういう雰囲気を見せないあたりに好感を抱いていた人が多かっただけに、これ見よがしなファッションに閉口した覚えはありますね」(同)
話題となっている人物の代理人などをこなす弁護士は「守護神」と呼ばれることがある。田代氏を令和の時代の守護神と呼ぶ声もあるというが、今回の件ではその力を発揮できるだろうか。
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