大谷翔平も山本由伸も「韓国開幕は不参加」が既定路線のナゼ ダルまでも? ド軍の“ホンネ”と“商魂”

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“本拠地開幕”で大谷お披露目か

 ドジャースは韓国遠征後の3月28日に本拠地ドジャースタジアムで米国開幕を迎える。まずはカージナルスとの4連戦、次にジャイアンツとの3連戦が組まれている。

「球団としてはこの7試合の間に地元ファンに大谷をお披露目したいところでしょう。興行としての宣伝効果が薄れてしまうことに配慮し、ぎりぎりまで公表はしないでしょうが、既に大谷が韓国に行かないことが内々に決まっていることも考えられます」

 3月でも気温が30度近くになるアリゾナやロサンゼルスという“庭”で調整に万全を期し、満を持して新天地での初戦に臨む――。これがドジャースと大谷が共有しているプランではないかと、米大手マネジメント会社の代理人はみている。

 山本のケースでも同様という。同代理人は「メジャー1年目で、不慣れなキャンプを過ごした後に韓国で公式戦に登板することは大谷がプレーすることと同じぐらい考えづらいです。球団は12年で480億円という巨額投資をしています。GMは山本の契約を『長期の賭け』という表現を使っていましたが、万が一のことがあって、その賭けに負けることは許されないでしょう」と続けた。

山本もダルも無理をさせる理由がない

 ドジャースは昨季まで11年連続でプレーオフに進出している強豪である。今季の補強で戦力は一層、巨大化した。今季もプレーオフ進出が確実視され、ワールドシリーズまでのポストシーズンをトータルで見据えると、韓国開幕でいたずらにリスクを負う必要などない。

「韓国での先発はある程度、メジャーで経験を積んだ投手に任せるなどして、山本はそれこそドジャースタジアムでの開幕戦でメジャーデビューというプランを温めているかもしれませんね」(同代理人)

 メジャーでの経験という点では米球界13年目のダルビッシュも申し分ないものがあるが、こちらも韓国での登板に否定的な意見が少なくない。

「去年のWBCでは調整が早めになったこともあって相当、無理をしていました。本調子が戻らないままWBCが終わり、シーズンに入ってからも立て直すことに苦労しています。チームの中心選手であり、顔見せに韓国に行くことはあるかもしれませんが、投げる可能性は低いとみています。今季は6年契約の2年目で、今後も長く貢献してほしいという球団事情を考えれば、ダルに負担はかけたくないところです」(元NPB球団監督)

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