「吐いた物が肺に…」能登半島地震 日本の避難所の劣悪な環境を専門家が「国際基準以下」と指摘
トイレの便器に袋を取り付けて…
能登半島地震の被災者の中で、ついに新型コロナ感染による死亡者が出た。16日に亡くなっていたことが分かったのは、珠洲市の87歳の女性で、陽性と診断されるまでは避難所となった小学校で100人余りと生活を共にしていたという。敵は新型コロナウイルスだけではない。断水が続くなどして衛生状態が悪化する避難所では、さまざまなウイルスが人々を悩ませているのだ。
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石川県内で開設されている避難所は現在、約450カ所。珠洲市と並び最も被害が甚大な輪島市には94カ所が残るが、24時間断水状態が今も続く。...