松本人志と文春はどちらが勝つ? 専門家が「文春の一人勝ちになる可能性が」と指摘する理由

エンタメ

  • ブックマーク

 昨年末の「週刊文春」特集記事に端を発した松本人志(60)を巡る騒動は、いまだ収まる気配がない。性加害を訴える女性らの声を報じる文春に対し、松本側は裁判に専念するとして活動休止を表明。後編では、女性からの「お礼LINE」が裁判でどのような証拠となるのかなどについて報じるが、前編では「文春だけが一人勝ちする可能性がある」という専門家の声を紹介する。【前後編の前編】

 ***

 お笑い界のみならず芸能界の頂点に君臨していると言っても過言ではない芸人の醜聞は、はたして真実か否か――。

 昨年末に発売された「週刊文春」は、9年前にお笑いコンビ「ダウンタウン」の松本から、都内の高級ホテルで性的な被害を受けたとする女性の証言を掲載。この記事を受けて、今月14日に関西の大御所タレント・上沼恵美子(68)がテレビ番組で、「ちょっと気が緩みすぎて、脇が甘かったのではと思います。仕事は超一流やけど遊びは三流以下」と眉をひそめれば、松本擁護派の急先鋒であるホリエモンこと堀江貴文(51)は、SNSで“売らんがための週刊誌”への批判を展開。ネット世論も、松本の責任を問う声と無実を信じるファンらがいがみ合い、混乱を極めているのだ。

渦中の松本は……

 渦中の松本はといえば、まず所属事務所である吉本興業が、先月27日に当該事実は一切ないとして、文春側に〈法的措置を検討していく〉とのコメントを発表。年が明けて8日には、松本は法廷闘争のため「芸能活動を休止する」とした。

 同じ日、当の松本も自身の公式SNSで〈事実無根なので闘いまーす〉とつぶやき、13日には疑惑の飲み会をセッティングしたとされるお笑いコンビ「スピードワゴン」の小沢一敬(50)も、活動自粛を表明したのである。

 年をまたいでも文春は、お笑いタレント・たむらけんじ(50)ら後輩芸人が松本に女性をあっせんする形で開いた飲み会で、性的関係を迫られたとする女性の証言を再び世に問うているが、松本は裁判で争うとして、会見など公の場で詳細な反論を行っていない。

 ゆえに今後、松本が原告で文春が被告となる裁判に注目が集まることは必至だが、司法はどのような判断を下すのか。

次ページ:文春だけが“一人勝ち”

前へ 1 2 次へ

[1/2ページ]

メールアドレス

利用規約を必ず確認の上、登録ボタンを押してください。