能登半島地震 2度目の被災で「もう輪島には住めない」避難生活者の本音

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 元日に起きた能登半島地震で、大きな被害が出た石川県輪島市。200以上の露店が並ぶ観光名所だった朝市通りでは、地震後の火災で5万800平方メートルが焼失し、今なお行方不明者の捜索が続けられている。今月12日、輪島市で避難生活を送る住民に話を聞いた。(前後編の後編)【粟野仁雄/ジャーナリスト】

前編【震災から10日後の珠洲市 福祉避難所の不足、水不足で「風呂桶に雪を詰めて……」】のつづき

 12日朝、「輪島の朝市」へ向かうと一面まっ茶色の焼け野原で、95年に起きた阪神・淡路大震災で37店舗が焼失した神戸市長田区の菅原市場を思い出した。...

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