阿部慎之助監督(44)が学閥以外に「大城を正捕手に認めない」ワケ “トレード画策”の過去と「鷹」「竜」の正捕手獲りの現実味
甲斐、木下はFA視野に複数年契約を拒否
ともに今オフの契約更改交渉では球団からの複数年契約の提示を断り、単年契約を結んでいる。現代野球ではますます捕手のニーズは高まっている中で、2人がFA宣言すれば複数球団による争奪戦は間違いない。
「2人とも今の所属先で骨をうずめるかどうか迷いがあると聞きます。今オフの行使が視野に入っていることは明らかでしょう」(同編成担当)
巨人は2年連続Bクラスからの巻き返しを図る今季、オフにオリックスからFA宣言した山崎福也投手(日本ハム)の獲得に失敗するなど、またもお家芸の大型補強は不発に終わった。現有戦力のやり繰りで浮上するしかない状況だが……。
「慎之助は2軍監督もやっていたし、チーム内のことは知り尽くしていて、どこをどう変えればチームが上向くかはよく分かっているでしょう。球界ではこれまでも内部昇格の監督が就任後、早い段階で優勝したケースは少なくない。捕手陣もうまく使いこなせれば、優勝争いに絡んでいっても不思議ではありません」(前出の元監督)
今季も下馬評は高くない巨人で、阿部監督は1月19日にスタッフ会議において巨人の球団史で7度の辰年のうち5度で優勝しているというポジティブなアノマリーを引き合いに、覇権奪回を誓った。まずは捕手起用でお手並み拝見というところだ。