「ロマンス詐欺」被害でAV堕ちした“美ボディ”インストラクター(46)の告白「いまは10万円のギャラで同人AVに出演しています…」
「国際ロマンス詐欺」は一過性のブームでなく、いまも日本人女性が被害に遭うケースが水面下で続いているという。甘い言葉で大金を騙し取られた挙げ句、「同人AV」に出演するまで“身を落とした”人妻が一連の経緯を初めて告白した。
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【一挙公開】「君を愛している」「あなたは最高の贈り物」「お金を借りましたか?」…“台湾人”を名乗るロマンス詐欺犯と被害女性の生々しいLINEのやり取り
「昨年の春以降、これまでに3~4回、『同人AV』と呼ばれるものに出演しました。ギャラは1回10万円程度。まさか、自分がそんなビデオに出演することになるなんて夢にも思いませんでしたが、“ロマンス詐欺”に遭い、400万円を一瞬で失ってしまったために仕方なく……」
こう消え入りそうな声で話すのは、秋田県在住の小暮裕子さん(46・仮名)だ。彼女には20代前半の時に結婚した夫と、大学生と高校生になる2人の息子がいるという。
「同人AVには“顔出し”をしない条件で出演し、撮影した作品もまだ販売されていないので、夫や子供にバレている可能性はありません。ただ夫には詐欺に遭って400万円を失ったことは正直に話しました。“どうして、そんなことに……”と驚いていましたが、別に怒ることもなく、最後は『俺にできることがあれば協力するから、頑張って返済してよ』と言われただけでした」(裕子さん)
夫の言葉は突き放したようにも聞こえるが、会社員である旦那の稼ぎより、インストラクターとして個人ジムを構える裕子さんの収入のほうが最近は多くなっていたため、“裕子なら自分で何とかできるよね”といった意味合いが込められていたとか。一方で、このインストラクターという職業が、詐欺師に目を付けられるキッカケになったという。
「素晴らしいカラダですね」
「個人ジムといっても、マンションの一室を借りて営業しているだけで、コツコツとやっているうちに少しずつ会員が増えていった感じです。数年前から“集客に繋がるかも”と考え、日々鍛えている自分の体をInstagramに上げたりしていたのですが、昨年1月、“台湾人でダニエル”と名乗る男から『とても健康的な肉体で素晴らしいですね』と称賛のDMが舞い込んだのです。この時、嬉しくて『ありがとうございます』と返信してしまったのが、そもそもの間違いでした」(裕子さん)
するとダニエルから“どうやったら、そんな体型になれるのか?”や“私も本格的にトレーニングを始めたいと思っている”など、裕子さんの関心を惹く質問が矢継ぎ早に送られてきたという。
「しばらくやり取りしているうちに『どこに住んでいるんですか?』や『普段は何をしているのですか?』など、プライベートに関する質問も増えていきました。でもダニエルは言葉遣いが丁寧だったし、私もその時はたまたま暇だったので会話を続けてしまった。DM上のやり取りはすべて日本語でしたが、“翻訳か(日本語)変換機能を使っているんだろう”くらいにしか考えていませんでした」(裕子さん)
そして話題は、徐々に“本題”へと移っていったという。
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