「化粧した顔を見て初めて涙を流す方も」 “おくりびと”が見た遺体安置所、葬儀場の“極限の光景”

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 この度の大地震で命を落としたあまたの人々。それを間近で見続けてきたのが、被災地に入った納棺師たちである。「おくりびと」が目の当たりにした、極限の光景とは。

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「納棺師」とは、通夜や葬儀の前に故人を清め、旅化粧をし、棺に納める“職人”のこと。遺族が穏やかに別れの時を迎えられるよう、遺体の状態を整えるのが役割だ。映画「おくりびと」で本木雅弘が演じ、広く認知されるようになった。

「今は夜の10時くらいまで1日20人ほどのケアをさせていただいています」
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