なぜ日本人は「あの時は仕方がなかった」が好きなのか? 過去の反省よりも正当化に走る「鮫島伝次郎」話法とは

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あの時は仕方なかった

 日本人が大好きな言葉が「あの時は仕方がなかった」と、「最大限の努力はした」である。この2つは過去の過ちを正当化するものであり、かつて大多数が同じような判断をしていた場合、この方便が許されることになる。さらに、当時、そうした判断に異議を唱えていた者への差別やバッシングも正当化される。「あの時は仕方なかった」と。そして、当時の発言や態度を追及されると、歴史を改竄して「後出しジャンケンするんじゃねーよ」と言い出すのだ。

 実にこれは卑怯である。

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