「アホと呼ばれることに複雑な思いが」「一人暮らしの部屋でイグアナに癒やされていた」 坂田利夫さんの知られざる素顔

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 アホという言葉には関西では親しみの意味が込められる。坂田利夫さんの場合、芸名より「アホの坂田」の愛称の方が通りが良かった。

 前田五郎さんと1967年に漫才コンビ「コメディNo.1」を結成。ある日、舞台で言葉に詰まった坂田さんを前田さんは「お前、アホか」となじった。反撃するところを坂田さんは「そうや、アホや」と受け止めた。偶然のやりとりを観客はネタと思って大爆笑した。

 72年にはキダ・タローさん作曲の「アホの坂田」がヒット。あまりの反響に全国の坂田君がアホ呼ばわりされる社会現象に発展した。...

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