「インタビューを申し込んだら金銭を要求されて…」パリ五輪・ブレイクダンス、日本は強豪なのに盛り上がらない理由

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「五輪は主たる目標ではない」

 先の記者が続ける。

「陸上など昔ながらの競技は、選手が企業に所属するケースが多い。例えば、北口はJAL所属です。選手にカネを払っている企業は、彼らに露出してもらうことで自社名を宣伝したい。つまり、無報酬でもメリットはあるわけです」

 一方、ブレイキンやスケボーなど新興スポーツは、

「選手個々人がプロとして独立して活動している。スポンサーはいますが、隷属はしていない。そもそも彼らにとって五輪は主たる目標ではなく、主戦場は別にある。日の丸を背負う気概も薄いように感じます」

 なお、パリの次の28年ロス五輪でブレイキンは不採用が決まっている。

週刊新潮 2024年1月18日号掲載

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