4000万円裏金で略式起訴された谷川弥一議員 関係者が指摘する「学歴コンプレックス」と「負けん気の強さ」の落とし穴

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“1度決めたことは絶対にやる”

 地元建設会社の社員が言う。

「清和会のパーティーの時期になると、秘書さんが来るから義理で何枚か買ってあげていた。“あんたもこんなもん売るのはキツかなぁ”って現金をその場でポンと渡してさ。会場は東京だし行けないから、封筒から出して眺めたら、パー券は捨ててしまうんだけどね。谷川建設は親族に継がせていて、自身は経営にタッチしていなかったけど、カネに困っていたということはないと思いますよ」

 ならば、なぜ4000万円超ものキックバックを受け、裏金作りに勤しんでいたのか。その点、先の元秘書が指摘する。

「ほかの代議士と比べてもお金はたくさんあったはず。わざわざ血眼でお金を集める意味がないよ。それに弥一は金勘定が苦手で、会計担当者や税理士にお金のことは丸投げしてた。細かい計算なんてしたことないんじゃないかな。本人は高卒という学歴に対して随分コンプレックスがあって、負けん気が強い。ノルマについても“その辺の大卒議員に負けるか”って頑張って集めたのだと思うよ。弥一は1度決めたことは絶対にやるし、意志の力は凄いもんなんだ」

デイリー新潮編集部

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