「着ぐるみの中に人がいることを想像させてはいけないので…」 ブラック労働裁判で分かったディズニーランドの「鉄の掟」

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 アーチ形のゲートをくぐるとそこは夢の国。出迎えてくれるのはミッキーマウスやドナルドダックといった着ぐるみのキャラクターだ。ディズニー内部では「キャラクター出演者」と呼ばれているが、例えば東京ディズニーランドでは1日平均で約300人が働いているという。その着ぐるみの“中の人”が運営会社のオリエンタルランドを過重労働で訴えていた裁判の判決公判(千葉地裁)が昨年12月26日に開かれた。

 社会部の記者が言う。

「訴えたのは30代の元契約社員の女性で、入社したのは9年前のことです。...

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