岡田阪神「アレンパ」のカギを握る4年目「佐藤輝明」 キャンプで「強化せなアカンよ」発言の真意

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「アレンパ」を目指して

 昨年の流行語にもなった「アレ(=リーグ優勝、日本一)」の次の標語は、“連覇”が入って「アレンパ」だという。阪神が「アレンパ」を達成 できるかどうか、岡田彰布監督(66)が最も期待を寄せているのは、「アレンパ」を考案した4年目の内野手・佐藤輝明(24)だという。

 岡田監督は、新人合同自主トレ初日となった1月9日、選手たちにメッセージを送った。

「これからの新しい強いタイガースは今年からだと思う。その一員になれるよう、しっかりと頑張って」

 時間にして、およそ3分。8人の新人選手たちはチームを38年ぶりの日本一に導いたレジェンドを前に緊張し、直立不動で話を聞いていた。さらに岡田監督からは、

「焦る必要はない」

「悪いところがあるのなら、隠して我慢してやることがないように。早く分かったほうが早く復帰できるんやから」

 と、優しい言葉が続いた。

「ドラフト1位の下村海翔(青学大=21)については、キャンプも一軍スタートになる予定です。昨年の1位だった森下翔太(23)も、一軍スタートを予定していましたが、ケガで1月の新人自主トレ中から別メニューとなってしまいました。それもあって、無理をしないようにアドバイスしたのでしょう」(在阪記者)

 指揮官にとって、ケガでチームから離脱されることが、いちばん怖いというわけだが、そうした新人への優しさとは対照的に、なかなかキツイ言葉を浴びせたのが、ほかならぬ佐藤である。

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