実はキワモノではなかった…あのちゃんのブレークが2024年も続くと思う理由
発言や振る舞いのバランス感覚が絶妙
彼女がバラエティ番組でブレークするきっかけの1つになったのは、人気番組「水曜日のダウンタウン」(TBS系)のドッキリ企画だった。生放送の情報番組「ラヴィット!」にゲストとして出演したあのが、芸人たちの指示をこっそり受けて次々と奇抜な回答を出していったのだ。彼女の得体の知れない雰囲気がそのまま生かされた名企画だった。
そんなあのの本音が垣間見えたのが、1月11日放送の「アウト×デラックス2024 鳥肌が辰!? 最強アウト集結SP」(フジテレビ系)だった。ここで彼女は、マツコ・デラックスに対して「かっこいいから好き」と憧れを抱いていることを告白して、共演歴があり旧知の仲である山里亮太に対しては「自分がキモいの忘れてない?」「自分がゲテモノって気付いてほしい」と激辛のエールを送っていた。
あのは、バラエティに出ているときの発言や振る舞いのバランス感覚が絶妙だ。それも単に無難にまとまっているというのではなく、危なっかしいようで実は安定している、という感じ。補助輪付きの自転車よりも、補助輪なしの自転車の方が軽やかに走れるというのに近い。
キワモノのようなイメージで見られることもあるが、彼女がテレビの世界に新風を吹き込んでいるのは間違いない。大型特番に立て続けに出演した年末年始を経て、2024年も彼女にとって充実した年になりそうだ。