松本人志 96年の納税額は2億6340万円、推定年収は5億3800万円…いま、どれくらい稼いでいるのか

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高額納税者名簿の常連

「もちろん7億円が全て松本さんに入るわけではありません。吉本の取り分も含まれるわけです。吉本のギャラ配分はタレントに厳しいと芸人たちのネタにもなっていますが、その割合は、駆け出しで1:9、売れても2:8と言われています。もちろん、吉本の取り分は多いほうです。もっとも、さんまさんや桂文枝さん、ダウンタウン、ナインティナインといった超売れっ子は7:3と聞きます。この場合は少ないほうが吉本です。そして、それぞれが設立した個人事務所に振り込む……これで互いに節税対策しているわけです」

 7億円のうち3割を吉本に持って行かれたとして4億9000万円。現在の所得税の最高税率45%が適用され2億6900万円。住民税10%を差し引いて2億4255万円ということに。

「彼らが高額納税者名簿に掲載されるようになったのは1993年版、つまり92年の所得からでした」

 ダウンタウンが東京へ進出したのは89年。それから3年で高額納税者になったワケだ。

「松本さんの93年版の納税額は6051万円で、推定所得は1億2900万円と報じられていました。高額納税者名簿は04年版を最後になくなりますが、その間、10年以上にわたって二人の名前が掲載され続けました」

大阪万博はどうなる?

 高額納税者名簿に見るダウンタウンの納税額は以下の通り。

 松本がもっとも高額の納税をしたのは96年版の2億6340万円(推定年収5億3800万円)だった。

「95年には著書『遺書』が250万部、続く『松本』が200万部と、単行本の年間売上で1位・2位を独占したことも大きいでしょうね。ただ、その後の納税額は1億円台ですから、概ね年収は2~3億円に納まっている。それは現在も変わっていないというわけです」

 もっとも、彼の収入はテレビ出演や著書だけではない。

「大きいのはやはりCMでしょう。テレビはCMを受けるためのプロモーションと割り切っているところもある。松本さんの場合、トップの吉永小百合さん、大谷翔平さんとまではいかないものの、上戸彩さん、長澤まさみさん、木村拓哉さんに並ぶ準1位クラスです。1本の契約推定額は7000~8000万円といったところ。現在、コンビでくら寿司のCMだけなのが幸いですが、かつてはソフバン、ビットフライヤー、まるちゃん、リクルート、アサヒビールなどにも出演していました」

 裁判のなりゆきにかかわらず、今もCMに出演していたら違約金の問題も発生したかもしれない。

「現在、考えられる違約金といえば、大阪万博のアンバサダーでしょう。大阪府と吉本の契約金は数億円とも聞きます。来年4月開催の大阪万博のアンバサダーを松本さんが続けることはないでしょうから、普通なら違約金が発生するはずです。ただし、大阪府と吉本の蜜月関係もありますからね。有耶無耶になる可能性はありますね」

デイリー新潮編集部

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