「東京で危ないエリアは…」 能登半島地震で「住宅全壊」多数の理由と「次に危ない場所」

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 能登半島地震の犠牲者の死因は、ほとんどが住宅内での圧死。1階が押しつぶされ、屋根が地面に落ちる……全壊状態となった数多くの家屋はテレビに繰り返し映し出されていたが、その背景にはこの地域が抱える特殊な事情があった。

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「家がペチャンコにつぶれることをクラッシュと言いますが……」

 と防災・危機管理ジャーナリストの渡辺実氏は話す。

「能登地方は現在の新耐震基準を満たさない建物が多い。現行の新耐震基準は1981年に改訂され、震度7でも倒れないように、としてありますが、輪島市や珠洲(すず)市などではそれ以前に建てられた木造住宅が多数残り、これらが揺れに耐えきれず、クラッシュしてしまったとみられています」...

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