「原監督との差は大きい」 箱根駅伝で敗れた駒大・藤田監督が自ら敗因を分析

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「原監督との差は大きい」

 復路でも、ゆるい指令が発せられた。8区を走る直前の塩出翔太(2年)に、

「(序盤は)余力を残して、淡々といこう」

 これまた塩出を発奮させ、序盤から飛ばした塩出は区間賞を獲得。結局、青学は10時間41分25秒の大会新記録で2年ぶり7度目の総合優勝を果たしたのだった。

「原晋監督と(自分と)の差は大きい」

 と藤田監督は悔やむ。

♪勝つと思うな 思えば負けよ

 美空ひばりの名曲「柔」の一節を地で行った、原監督の名采配だった。

週刊新潮 2024年1月18日号掲載

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