「今回の地震は中・長期的な前兆現象」 首都直下地震、南海トラフ地震との関係は…専門家が警鐘
能登半島地震のマグニチュードは7.6。熊本地震や阪神・淡路大震災の7.3をも上回り、そのエネルギーは約3倍に及ぶ。今回の地震のすさまじさを思い知らされるが、最大震度7のこの激震は、首都直下地震や南海トラフ地震の前兆といえるのか?
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まずはこの地震がなぜ起こったかを整理しておこう。
「地震には主に海溝型と断層型の2種類があります」
と解説するのは、京都大学防災研究所附属地震災害研究センターの西村卓也教授である。
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