佳子さまの「結婚宣言」に宮内庁内から注目が集まる背景 お言葉の経緯から見えてくること
遅過ぎずできれば良いと考えております
ここで、関連する過去の発言を振り返っておこう。秋篠宮さまは2018年11月、誕生日に際した会見で、佳子さまの結婚について問われ、《親の勝手な希望としては、それほど遅くなくしてくれたらいいとは思いますが、こればかりは、やはり御縁の関係もありますので、別に私からせかしたりすることもしません。いずれ本人から何か言ってくるかもしれません。そのような状況です》と述べられた。
一方、2019年3月、佳子さまのICUご卒業に際しての文書回答は以下の通りだ。
《結婚の時期については、遅過ぎずできれば良いと考えております。理想の男性像については、以前もお答えしていますが、一緒にいて落ち着ける方が良いと考えております。相手がいるかについてですが、このような事柄に関する質問は、今後も含めお答えするつもりはございません。姉が結婚に関する儀式を延期していることについてですが、私は、結婚においては当人の気持ちが重要であると考えています。ですので、姉の一個人としての希望がかなう形になってほしいと思っています》
そこから4年半以上が経過した2023年11月、秋篠宮さまはこのように述べられている。
30歳までに結婚を
《結婚については、もし、いずれ、娘が結婚のことについて話をしてきた時には、彼女の考えをよく聞いて、そしてまた、こちらの思うところも伝える、というような感じで話し合っていければと思っています。(記者から「助言されている事や、話し合われている事はありますでしょうか」と問われて、)それは結婚について。特に今はありません》
2018~19年当時には、秋篠宮さまと佳子さまの結婚についての捉え方は「遅くなく・遅過ぎず」で一致していたが、2023年になると、「そもそも話し合っていることはない」となり、少し変化したようにも映る。
「これについて佳子さまは、去年12月末に29歳の誕生日を迎えられる前から、姉の眞子さん同様、“30歳までに結婚を”と述べられるようになったと聞いています。そのあたりを秋篠宮さまと共有されていないのか、されているとしても、小室圭さんとの結婚が物議を醸した眞子さんのことを踏まえて具体的に踏み込まないようにしているのか判然とはしませんが。ご結婚の宣言も含めて、宮内庁内では何らかのことが示される日は近いのではないかということが合言葉のように語られているようです」(同)
30歳を迎えられるのは今年12月。それまでに佳子さまから「お言葉」があるのか、庁内での注目は高まり続けているという。
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