佳子さまの「結婚宣言」に宮内庁内から注目が集まる背景 お言葉の経緯から見えてくること
新宮邸問題は「遅かれ早かれ解決される」
秋篠宮家にとって2023年は「新宮邸」問題が湧き上がり、その対応に追われた1年だった。問題とは、宮邸改築に際して作られた仮の住まいに宮邸完成後も佳子さまだけが住まわれていることだ。この件に関しては佳子さまがつい先日、「遅かれ早かれ解決される」と言及されたことも報じられ、結婚のタイミングと相まって宮内庁内で憶測を呼び続けているという。
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これまでの流れを簡単に振り返っておこう。
2023年に入ってから、秋篠宮家の中で佳子さまだけが、改装済みの新宮邸に移られないのではないかとの報道が出た。半年後になって初めて秋篠宮家を担当する皇嗣職トップが「別居」を認め、その後に紀子さま、秋篠宮さまもこれを認め、その理由を説明された。
ひとことで言えば新宮邸には経費節減を理由に佳子さまのための部屋を作らなかったということで、結婚して早晩家を出ていく佳子さまのために部屋を用意するのはムダだということのようだが、どれくらい経費がカットできたかなどについては言及がなかった。
秋篠宮さまの佳子さまをめぐる発言
「説明がタイムリーになされなかったことについて秋篠宮さま自身、“ぐずぐずしていた”と表現されていたことが印象的でした。本音を吐露されたという意味では大きかったと思いますが、あまりこのような言い方で心のうちを明かされる皇族方がいない中で、なかなか異例のことだと感じました」
と、担当記者。
そういった経緯はともかくとして、秋篠宮さまの「結婚して早晩家を出ていく」旨の発言によって、自然と佳子さまの結婚に注目が集まることになったのは事実だ。
近年、一般社会では独身者、特に女性に対して結婚の予定などを聞くこと自体がタブーとなりつつあるが、皇室においてはこれもまた公的関心事とされている。皇室の性質を考えれば当然だろう。日頃はハラスメントや“政治的正しさ”に敏感な記者たちも、この件を尋ねることを問題とはしていないようだ。
そのため、会見などで随時、この件に関しての質問も出されてきた。
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