「エプスタイン文書」開示で“少女絡みのスキャンダル”が再燃 チャールズ国王は不肖の弟・アンドリュー王子を“自宅“から追い出すのか

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 2019年に世界を騒がせた「エプスタイン事件」が、裁判文書の開示によって再び注目されている。この影響で“自宅“から追い出される寸前だと報じられているのは、チャールズ国王の実弟・アンドリュー王子だ。

「エプスタイン文書」の開示

 18歳以下の少女たちを性的目的で人身売買した容疑で起訴され、裁判前に拘留先で死亡した米富豪のジェフリー・エプスタイン元被告。関連する裁判文書、いわゆる「エプスタイン文書」の開示は米メディアによる法的な請求に基づくもので、今月3日から8日までの間で数回に分けて行われた。

 合計で数千ページの文書に記された数百の実名は、クリントン元米大統領やトランプ前米大統領、俳優のレオナルド・ディカプリオ、ケイト・ブランシェット、ブルース・ウィリス、物理学者の故スティーブン・ホーキング博士 といった錚々たる顔ぶれ。いずれも違法行為で告発されたわけではないが、性犯罪者の裁判文書に名前があった時点でダメージは大きい。

 チャールズ国王の実弟・アンドリュー王子は、その中でもかなり大きなダメージを被るとみられている。今回の文書で名前が挙がったことはもちろん、それ以前からエプスタイン元被告との関係は「近年最大の英王室スキャンダル」として少しばかり“長い歴史”があるからだ。

アンドリュー王子のスキャンダルとは

「エプスタイン事件」が明るみに出た2005年、エプスタイン元被告の性的虐待やセレブへの性接待疑惑はすでに浮かび上がっていた。だが、エプスタイン元被告は司法取引や大富豪としての影響力を駆使。その結果、法的な決着は18歳未満の少女を性的サービス目的で斡旋した罪だけに終わり、服役中やその後の保護観察期間も寛大な扱いを受けている。

 アンドリュー王子とは1999年に共通の友人を通じて知り合ったという。この友人は、英国のメディア王の娘でエプスタイン元被告の恋人だったギレーヌ・マクスウェル。エプスタイン元被告の共犯者として米国で実刑判決を受け、現在は服役している。

 アンドリュー王子のスキャンダルで大きな焦点は、01年に当時17歳のヴァージニア・ジュフリーさんと行為に及んだという疑惑だ。現場はマクスウェルが所有していたロンドンの自宅。もう1つの現場はエプスタイン元被告が所有していたカリブ海の島、通称「エプスタイン島」である。アンドリュー王子はこの島で性的なコンセプトのパーティーに参加し、ジュフリーさんに2度の性的暴行を加えたという。

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