「6年連続打率3割」でも阪神とヤクルトから解雇…あまりに不運すぎる助っ人列伝

スポーツ 野球

  • ブックマーク

キャンプ中にステーキ10枚を平らげた“パッキー”

 西武が6人の新外国人を獲得するなど、2024年シーズンも、助っ人がチームの浮沈のカギを握る状況に変わりはない。入団時の期待が大きい分、活躍できなければ1年でクビになるケースも多いが、その一方で、活躍したにもかかわらず、チームをお払い箱になった不運な助っ人も存在する。【久保田龍雄/ライター】

 首位打者を獲得するなど、来日1年目から4年連続打率3割以上を記録したのに、非情のクビ宣告を受けたのが、大洋時代のジム・パチョレックである。

 1988年、「(カルロス)ポンセのあとの5番を打つ右打ちのできる打者」という古葉竹識監督の要請を受け、「ミートが巧く、性格も真面目」(牛込惟浩渉外担当)と推薦され、入団が決まる。...

つづきを読む