「結婚前のデートはほぼ100%パチンコ店」「休みの日は必ず打つ」 赤井英和がパチンコに熱狂する理由を夫妻が語る
追加でお小遣いをもらう方法
佳子 そこまでしてパチンコをやる理由を私も聞いてみたい。
赤井 いや、一獲千金……まではいかんにしても、パチンコの演出にワクワクしたりドキドキしたりしている自分が好きで……。
まあお小遣い制なんで、元手になるお金も限られているんですけどね。
佳子 お小遣い制になったのも、もともとはパチンコが理由じゃないんですよ。役者稼業なんで、お金に縛られてほしくなかった。だから必要な時にいるだけ渡していたんです。でも、性格上、赤井はギャンブルに限らず、お金があればあるだけ使ってしまう。お小遣い制にしてなければ、今頃、まともな生活は送れていなかったと思います。
追加でお小遣いをもらう時も、いろいろ考えているみたいで、ストレートに「くれ」とはなかなか言わない。「明日から大阪行くんや。人間、食べんと死ぬやろ?」と情に訴えてみたり、家の中で電話をかけてきて「庭を見てくれ」と言うから見たら、赤井が掃き掃除をしていたり。出先から電話してきて「タクシー乗らんと歩いてるんや」と謎のアピールをしていたこともありました。
「どケチ」だった父
赤井 考えてみれば不思議なもんですよ。大阪で漬物屋をやっていたうちの親父は、節約家というかどケチ。お風呂のお湯を1週間替えないなんて当たり前で、ある時は「大量買いするのが安いんや」と一味唐辛子を一斗缶で買うてきたこともあった。そんなもん一生かかっても使いきれない。
そんな親父だったから、ギャンブルはもちろんパチンコもせんかったし……。
佳子 でも傍から見たらよく似ていたと思いますけどね。赤井も大きいお金には頓着しないですが、細かいことはどこまでも気になる。
例えば、暑い日にエアコンをつけるじゃないですか。そしたら冷気がもったいないっていって、私の後をついて回って、ちょっとでも扉に隙間ができていたらすぐに閉めようとする。挙句「冷気が漏れる」と扉にガムテープで目張りまでし始めた。さすがにジョークでしょうが、細かいところが気になるのはお義父さん譲りなのかもしれない。
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