鷹ファンは安堵も…そもそも西武がソフトバンクの大功労者・和田毅投手を狙った本当の理由

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西武投手陣の精神的支柱に

「特に西武には21年ドラ1の隅田知一郎(24)、23年ドラ1の武内夏暉(22)など、今後、覚醒が期待される左腕がいます。また高橋光成(26)、今井達也(25)、平良海馬(24)ら、先発主力投手にも大いに影響を与えて欲しいと思っていました。投手だけでなく、捕手にも影響を与えるでしょうから、正捕手を目指す柘植世那(26)はもちろん、今季から西武に復帰するベテラン炭谷とのバッテリーも見たかったですね」(前出・スポーツ紙記者)

 和田は面倒見もいい。早大時代の後輩、鳥谷敬氏(42)の阪神入りが決まった際、現在も使っている鳥谷氏のサインを考えたのは和田だった。六大学野球で奪三振記録を持っている和田の持ち味は「実測140キロ台のストレートが、150キロ台に見える」独特な投法。前後の変化球の使い方やクイックを使うなど、独自の投球理論を西武の若手投手陣に伝授する機会も失われてしまった。

「将来的に、松坂大輔氏(43)がライオンズに指導者で戻ってきた際、和田も一緒になんて気の早いことを考えているファンもいましたが、西武ファンにとっては、まさにぬか喜びでした。昨季は山川問題に加え、チーム成績も振るいませんでしたが、甲斐野の加入で中継ぎが厚くなるのはせめてもの朗報です」(同)

急転直下、ソフトの甲斐野央が西武へ移籍 後味の悪いFA人的補償で思い出す「中日大ベテラン」のケース〉へ続く

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