「地震で2度店を失った」「妻は孫の進路の話を楽しみにしていた」 能登半島地震、被災者たちの悲痛な叫び
発生から124時間ぶりの「奇跡の救出劇」がある一方、正月に帰省で集まっていた家族10人以上が生き埋めになる悲劇も――。すさまじい爪痕が明らかになった「能登半島地震」。孤絶した震源地での徹底取材により被災者たちの生の声を紹介する。
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石川県北部に壊滅的な被害をもたらした「令和6年能登半島地震」。1月1日の発生から7日が経過した8日時点で県内の死者数がもっとも多いのが70人の輪島市、そして珠洲(すず)市である。能登半島の先端に位置し、今回の地震の震源地でもある珠洲市。...