能登半島地震、石川県の「死者名」非公表の是非 専門家は「災害の教訓を語り継ぐ際に重要」

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 今回の地震では今月12日までに、石川県で200名を超える死者数が確認されている。しかし、亡くなった一人ひとりの氏名はいまだに伏せられたままだ。近年、災害犠牲者の氏名が非公表にされてしまうケースが増えているというが、それは果たして良いことなのだろうか。

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 石川県は3日の夜から随時、安否不明者の氏名を公表している。その理由は当然、捜索や救助活動に必要な情報だからである。だが、地震による死者の氏名に関しては、災害対策本部に聞くと以下の通りだ。...

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