「藤井さんに負けてから将棋へのモチベーションが…」 永瀬拓矢九段が王座戦死闘で感じた「藤井八冠が負けない理由」
「先のことは考えたことがない」
藤井一強時代に突入した将棋界。誰が藤井の牙城を崩すか。メディアは「ネクスト藤井」を探しており、藤井より年下の棋士に注目する傾向がある。だが過去、藤井に最も肉薄した棋士は永瀬なのだ。2024年は何を目標にするのだろうか。
「先のことはあんまり考えたことがないですし、聞かれても困るんです」
苦笑しつつ、永瀬はこう続ける。
「生きているとは思うんですけど、それぐらいしかわからない。現在が未来につながっていくので、今をどうするかが大事です。だから毎日、精いっぱい過ごすしかありません」
痛みを振り切った先に、藤井とのリベンジマッチが待っている。
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