大谷翔平の“ドジャースの先輩”斎藤隆が明かす驚異のサポート体制 「アナリストに日本人がいるのは大きい」

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 大谷翔平(29)が移籍を決めたロサンゼルス・ドジャース。野茂英雄をはじめ多くの日本人選手が籍を置いたおなじみの球団ではあるが、大谷にとってどのような利点があるのか。2006年から3年間、かの球団で投手として活躍した斎藤隆氏(53)に話を聞いた。

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 大谷がメジャー30球団からド軍を選んだことを、

「最善の選択だと思います」

 と語る斎藤氏が、理由として真っ先に挙げたのは、肘の手術の執刀医がド軍のチームドクターであること。そして、チームの強さである。ド軍は直近11年で10回の地区優勝を果たし、3度のワールドシリーズ進出、うち1回は世界一に輝いた強豪だ。ゆえに、

「本人が望んでいた『ヒリヒリするような9月』を過ごせると思います」

 監督が“大谷にレフトを守らせる可能性がある”と漏らしたが、

「レギュラーシーズンでなく、ポストシーズンあるいはその直前の9月の話。来季のその時期を今のうちからリアリティーを持って構想できるというのも、常勝のド軍ならではです」

北海道と沖縄以上の気候の違いが

 ド軍の他、ボストン、アトランタ、ミルウォーキー、アリゾナ、と全米を渡り歩いた斎藤氏からすると、大谷が古巣エンゼルスと同様、穏やかな気候の西海岸を選んだのも最善といえた。

「米国は広く、北海道と沖縄以上の気候の違いがあります。アトランタは多湿で、ミルウォーキーは屋根付き球場とはいえ外は寒い。逆にアリゾナは暑かった」

 一方、ドジャースタジアムは屋根なしにもかかわらず、00年4月17日から19年10月3日まで一度も降雨中止がないなど、気候はこれ以上なく安定している。

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