能登半島地震が発生したいまこそ見直すべき このままでは過剰なインフラを維持できない

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 年明け早々、能登半島地震が発生し、強烈な揺れは津波や火災も誘発して、甚大な被害をおよぼした。しかも、道路は各地で亀裂が入り、崩れた土砂や住宅が覆いかぶさるなどして方々で寸断され、救援に支障を来す ばかりか、被害状況の把握にも手間取った。水道や電気、ガスの供給も止まり、われわれの生活を支えるライフラインが、いざとなると頼りないことを思い知らされた。

 だが、大地震に見舞われなくても、われわれが当たり前のようにその便益を享受しているインフラは、意外と脆弱なのだと痛感することがある。...

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