JAL機衝突炎上事故、逮捕者が出ない可能性が高い理由とは 「捜査に1年以上かかる場合も」
奇跡の脱出
辰年は、尋常ならざる幕開けとなってしまった。元日に能登を襲った大地震に続き、2日にはあろうことか「関連事故」が羽田空港で発生。被災地に向かう海保機がJAL機と衝突し、5人の命が失われる惨事だった。「ヒューマンエラー」が重なった悲劇の捜査はどう進むのか。
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羽田空港にある4本の滑走路のうち、今回の現場となったC滑走路は3360mと最長である。新千歳空港から到着したJAL516便は、2日の17時45分、管制官に向け「滑走路34R(C滑走路)着陸支障なし」と発信していた。...