【大川原化工機冤罪事件】裁判所が認めた違法捜査の数々…逮捕され拘留中にがんが悪化し亡くなった開発者の長男は「違法行為を行った警察官には刑事責任を」

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 2020年3月、大川原化工機株式会社(本社・神奈川県横浜市)の大川原正明社長(74)ら3人が「武器の製造に転用できる工作機械を無許可で輸出した」という外為法(外国為替及び外国貿易法)違反の容疑で警視庁公安部に逮捕された。しかし、公判直前になり起訴は取り消された。同社らは違法な逮捕や長期勾留などにより損害を受けたとして、国と東京都を提訴。手柄欲しさ、出世欲、組織防衛で事件を作り上げた「捏造冤罪」は、元幹部社員の命までをも縮めた。年の瀬、許しがたい権力犯罪に司直の判断が下った民事裁判をルポする。...

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