山川穂高が抜けた西武を救え!獅子の「ランディ・ジョンソン」が覚醒するか…パ・リーグ、2024年“ブレイク候補”を大予想
巻き返しのキーマンになるか、日ハム「金村尚真」
そして、2年連続の最下位からの巻き返しを狙う日本ハム。富士大出身の右腕、金村尚真は、“反撃”のキーマンになる期待が高い。ルーキーイヤーの23年は、開幕ローテーションに入り、4月9日のオリックス戦で、6回1/3を投げて、9安打2失点に抑え、プロ初勝利を飾っている。
幸先のよいスタートを切ったかと思われたが、同18日のロッテ戦で先発した後、右肩を負傷したことが判明し、長期離脱を余儀なくされた。だが、シーズン終盤に一軍復帰を果たす。9月22日の楽天戦では、7回途中まで投げて無失点の好投、2勝目をあげた。
金村の武器は、高い制球力。テイクバックで右肘を早くたたみ、ボールの出所が見づらいフォームから両コーナーに投げ分ける。大学時代と比べて、ストレートのスピードが明らかに上がり、平均球速は140キロ台後半に達している。コンディションさえ問題なければ、一軍で結果を残せるという証明ができた。2年目こそは、1年を通じてローテーションを守り、新人王争いに加わることを期待したい。
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