香川照之が年下女性と「極秘再婚」 すでに“男子”が誕生していた【スクープその後】

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歌舞伎の演技を評価する声も

 銀座高級クラブのホステスに対する“性加害”トラブルが本誌(「週刊新潮」))報道で発覚したのは昨夏。クラブのママの髪の毛をわしづかみにしながら、満面の笑みを浮かべる写真は強烈なインパクトを世に与えた。

 その影響は甚大で、テレビやCMなどを次々降板。さらに今年5月に猿之助の事件が起こり、再婚・出産を発表する機会を逸してしまったのだろうか。

 ただし、新妻の支えあってのことなのか、猿之助事件以降の歌舞伎の演技に対しては、評価する声も聞かれる。

「梨園関係者の一部は中車さんを“まだまだ”と酷評しているようですが、私はある程度評価しています」

 と、先の水落氏。

「今年の『六月大歌舞伎』で、近松門左衛門の義太夫狂言『傾城反魂香(けいせいはんごんこう)』で又平という役を演じましたが、これが非常に良かったですね。のびのび演じておられました」

 先の上村氏もやはり「傾城反魂香」での演技を評価しており、

「俳優・香川照之としての才能・華には何の疑いもありませんが、その才能が歌舞伎の舞台にストレートに結びつかない部分が確かにある。しかし歌舞伎といえど、映画やドラマの仕事と通じるところは当然あるわけで、それが発揮できる役・演目であれば舞台で輝く役者さんなんだなと。それが見えた『傾城反魂香』でした」

舞台復帰を願う松竹

 一方、心中事件以来、歌舞伎の舞台から遠ざかっている猿之助は7月31日、勾留されていた原宿署から保釈された。スーツを身にまとい、集まった報道陣に一礼、原宿署の方向にも頭を下げてから迎えの車に乗り込んだ猿之助は、都内の有名病院に入院した。今後、父親の市川段四郎さん、母親の延子さんに対する自殺ほう助の罪で裁かれることになる。

「初公判は9月中旬から10月半ばくらいの間に開かれると思います」

 と、元東京地検特捜部副部長の若狭勝弁護士が見通しを語る。

「執行猶予は付くと思います。今回、極めてスピーディーに東京地裁が保釈を認めましたよね。保釈の流れとしては、まず1人の裁判官が保釈を決定。その後、検察側が不服のある場合は準抗告する。すると、今度は最初の裁判官とは別の、3人の裁判官の判断に委ねられることになります」

 猿之助のケースでは、その日のうちに準抗告が棄却された。

「この対応が、今後の刑事裁判の行方を占うことにもつながります。というのも、実刑が濃厚なケースだと、通常、簡単には保釈を認めないのです。即日で保釈が認められた猿之助被告の場合、それだけ実刑になる可能性が低い、つまり“執行猶予事案”と東京地裁がみていることがうかがえます」

 スポーツ紙記者によると、

「執行猶予付きの判決が下される可能性について報じられると、松竹は安堵していました。猶予期間が明けたあかつきには、あわよくば舞台復帰、それが無理でも裏方として歌舞伎に関わってほしい、との思いが松竹にはあるのです」

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