ゴミ袋がオリックスファンに直撃も…ネットが炎上したプロ野球ファンの“残念な行動”
SNSに投稿したことで炎上騒ぎに
男性ファンとスタンドに入ったホームランボールを少年ファンと捕り合う行動が非難の的になったのが、5月2日に東京ドームで行われた巨人対ヤクルトだ。
問題の場面は、1対4の6回無死、山田哲人が戸郷翔征の真ん中143キロ直球をとらえ、左翼席ギリギリに入る本塁打を放った直後だった。
最前列にいた緑のユニホーム姿の少年とメガネをかけた白いユニホーム姿の男性がホームランボールを捕り合い、最後は男性がボールを手にした。この様子が一部始終放映され、その動画がSNSで拡散されると、「大の大人が子供から奪うなんて大人げない」「スワローズのユニホーム着る資格無し」などの非難が殺到した。
さらに、その男性がツイッター(現X)上で「山田哲人のホームランボール 捕らせていただきました」とグラウンドをバックに撮影した記念写真とともに投稿したことが、多数のファンの反感を買い、炎上を招いたとみえ、その後、男性はアカウントを削除した。
だが、騒ぎはそれだけでは収まらなかった。SNSやブログなどで、男性の顔写真や実名、居住地などの個人情報が拡散される事態に発展。これに対し、男性が代理人を通じて、「少年のキャッチしたボールを奪い取った事実はない」と主張すると、今度は「そもそも離席はルール違反では?」と指摘する声が高まり、論争はなかなか下火にならなかった。
結果論になるが、男性がツイッターに投稿しなければ、ここまで騒ぎが拡大することはなかったかもしれない。ネット社会の怖さを再認識させられた。
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