波紋を呼ぶ元外事警察官の新著…在外公館のスパイを把握する外務省「プロトコール・オフィス」の実態が明らかに

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プロトコール・オフィスとは?

 元外事警察官の勝丸円覚氏による著書『諜・無法地帯 暗躍するスパイたち』(実業之日本社)が、外務省内や関係者の間で話題になっているという。

 同著は、筆者がインタビューと構成を担当しており、これまで光が当てられることがなかった、日本におけるスパイ事情が明らかにされている。だからこそ政府機関が神経質になっているのだろう。

 筆者は『CIAスパイ養成官 キヨ・ヤマダの対日工作』(新潮社)の取材でも、数多くの元諜報員に話を聞いてきたが、秘密裏に活動するスパイの生態は非常に興味深い。...

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