「結弦はまだ大人としては未熟」 祖母が語った羽生結弦の離婚への思い 報道管制の背景に「チーム羽生」の存在か
矢沢永吉が絶賛した才能
違和感を抱く人の多くは、発表の文面で妻である末延さんの名が伏せられていたことを挙げる。それによって世間の反応が結婚への祝福よりも“お相手は誰か”という好奇心で占められてしまった点は否めない。
事実、結婚発表直後から、地元・仙台の同級生や女子フィギュアスケーター、はては国民的アイドルグループに所属していた元タレントなどが次々に挙がり、報道は過熱の一途をたどっていく。そうした状況に終止符が打たれたのは、結婚発表から1カ月ほどがたった9月16日のことだった。
まずネットメディアの「週刊女性PRIME」が匿名で末延さんのプロフィールを報じたのに続き、その3日後の19日には、彼女の出身地・山口県の地元紙「日刊新周南」がフィアンセの実名を大々的に明かしたのだ。
「名前を聞いた時、えっ、あの末延さんが結婚相手だったのかと驚きました」
とは、さる大手芸能プロの幹部。
「彼女は音楽業界でも知る人ぞ知る存在です。4歳の頃からバイオリンを始め、数々の著名な音楽家が輩出してきた桐朋音大を卒業後、クラシックの垣根を越えた活動に精を出すため、都内の芸能事務所にアーティストとして所属していました。X JAPANのYOSHIKIや相川七瀬といった人気歌手と次々に共演。かの矢沢永吉は“君はどこに隠れていたんだ”と絶賛、バックバンドのメンバーに加えたとの逸話の持ち主です」
「名前を伏せるような人ではない」
そんな彼女と羽生は、2019年に開かれた国内のアイスショーで共演し、そこから交際が始まったという。
さらに、である。結婚を見据えてか、22年に末延さんは自身の公式サイトやSNSといった「自分の証し」を次々に閉鎖してしまう。以来、目立った音楽活動は一切せず表舞台からは姿を消したのだ。
「羽生さんは一貫してフィアンセを〈一般人〉だとすることで、その素性に関する情報を明かさないという戦略を取りましたが、それが果たして適切だったといえるのかは少々疑問です」
と指摘するのは、さるスポーツ紙の芸能デスクだ。
「たしかに、ここ最近は著名人の入籍発表でも、結婚相手が芸能界とは無縁で公表されると仕事や日常生活に差し障りが生じるというのであれば、顔と名前を伏せるケースが多い。てっきり羽生さんのお相手も完全に一般人なのかなと思っていましたが、後になって末延さんの経歴を知れば知るほど、名前を伏せるような人でないと感じました」
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